また、栄西禅師が宋から喫茶の風習を持ち帰り、日本茶道の基礎が築かれた。「茶祖」と呼ばれる栄西の誕生日である4月20日には、「開山降誕会(こうたんえ)」が開かれ禅院茶礼の古式を現代に伝える「四頭茶会(よつがしらちゃかい)」が行われる。
特別展では、最初のコーナーで四頭茶会の室内を忠実に再現。室礼(しつらい)は、栄西禅師の頂相を中央に、向かって右に「龍図」、左に「虎図」の3幅がかけられている。
≪「武人画家」 再興の襖絵≫
建仁寺(けんにんじ、京都市東山区)は、応仁の乱などの戦火や大火によって堂宇の大半を焼失したが、1599(慶長4)年、臨済宗の僧で戦国大名でもある安国寺惠瓊(えけい)が広島の安国寺から建物を移築して方丈を再興。これを機に荒廃していた寺は立ち直り、大発展を遂げた。その際、襖絵(ふすまえ)を描いたのが海北友松(かいほうゆうしょう)だ。