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特別展「栄西と建仁寺」 禅宗の祖 ゆかりの至宝一堂に (3/4ページ)

2014.4.15 19:00

「雪梅雄鶏図」_伊藤若冲_江戸時代・18世紀_京都・建仁寺塔頭の両足院蔵(全期間展示、提供写真)

「雪梅雄鶏図」_伊藤若冲_江戸時代・18世紀_京都・建仁寺塔頭の両足院蔵(全期間展示、提供写真)【拡大】

  • 国宝「風神雷神図屏風」_俵屋宗達_江戸時代・17世紀_京都・建仁寺蔵(全期間展示、提供写真)
  • 国宝「風神雷神図屏風」_俵屋宗達_江戸時代・17世紀_京都・建仁寺蔵(全期間展示、提供写真)
  • 重文「雲龍図」(8幅のうち左4幅)_海北友松_安土桃山時代・1599(慶長4)年_京都・建仁寺蔵(左4幅は5月6日まで展示、提供写真)
  • 重文「雲龍図」(8幅のうち左4幅)_海北友松_安土桃山時代・1599(慶長4)年_京都・建仁寺蔵(左4幅は5月6日まで展示、提供写真)
  • 重文「雲龍図」(8幅のうち左4幅)_海北友松_安土桃山時代・1599(慶長4)年_京都・建仁寺蔵(左4幅は5月6日まで展示、提供写真)
  • 重文「雲龍図」(8幅のうち左4幅)_海北友松_安土桃山時代・1599(慶長4)年_京都・建仁寺蔵(左4幅は5月6日まで展示、提供写真)
  • 「牧童吹笛図」_長澤芦雪_江戸時代・18世紀_京都・久昌院蔵(全期間展示、提供写真)
  • 四頭茶会が行われる部屋を再現したコーナー。中央に栄西禅師の頂相と左右に龍と虎の絵が置かれる=2014年3月24日、東京都台東区上野の東京国立博物館(田中幸美撮影)
  • 建仁寺(けんにんじ)の広大な敷地内には塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小さな寺が散在する。写真正面は本坊=2014年4月8日、京都市東山区(田中幸美撮影)

 東京国立博物館の田沢裕賀(ひろよし)絵画・彫刻室長によると「最近は狩野永徳、長谷川等伯に水をあけられているが、海北友松は大変筆力のある絵師。御所に出入りするようになって華やかな作品も描いたが、この頃は禅寺にふさわしい水墨画を中心に描いた」という。

 友松の父は、近江の浅井氏の重臣だった。幼い頃から東福寺(京都市東山区)に禅修行に出されていたため、父や兄が戦乱の中亡くなった際にも難を逃れた。禅修行の傍ら狩野派で絵を学んだが、40歳を過ぎて還俗、家の再興を目指した。後に自分の伝記の中で、「誤って芸術で身を立てるようになってしまったが本来は武門で生きたかった」と語ったという。結局武士として身を立てることはできず、豊臣秀吉や宮中の命を受け画家として後半生を過ごした。

 建仁寺本坊の方丈は6部屋で構成される禅宗の方丈建築で、そのうち仏間を除いた5部屋の襖などが友松の絵で飾られている。「一気にひかれた鋭い線が武人画家としての要素を物語っている」と田沢さんはいう。

ガイド:特別展「栄西と建仁寺」

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