サイトマップ RSS

ああ、絶対矛盾的自己同一! この9文字に西田幾多郎の禅的思考の真骨頂が息づく 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.5.8 17:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【KEY BOOK】「善の研究」(西田幾多郎著/岩波文庫、907円)

 ここで「善」と呼ばれているのは、善意のことではない。われわれが体験してきたことのすべてをあてはめても、なお純粋になれるような究極の気持ちのことをさす。「善」はそのような純度の高いものだとみなされたのだ。しかしのちに、西田は「善」を「本来の自己意識」というふうに読み替えて、そこには純粋よりも矛盾が跳梁していてもよかったのだと思うようになった。ちなみに西田は、この代表作を書く直前に次女と五女を亡くしていた。

 【KEY BOOK】「西田幾多郎哲学論集」I・II・III(西田幾多郎著/岩波文庫、929円・972円、在庫なし)

 このうち「働くものから見るものへ」「場所」「無の自覚的限定」の3本を、なんとか読んでほしい。西田が「無の禅学」を導きの糸として「主客未分の自己」に向かっていくプロセスが見えてくると思う。とくに自己と無とのあいだに「場所」があらわれるところが肝心だ。IIIに「絶対矛盾的自己同一」が収録されている。ここには「逆対応」という用語も使われていて、自己を「無」や「矛盾」という逆のほうから掴まえてしまうというコツが暗示される。

西田哲学とその人生に没入

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ