ウクライナ・ドネツク州、ルガンスク州。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
また、ロシア政府にも、投票を中止させるために影響力を行使しなかったとして「失望」を表明した。その上で、ロシアが今月(5月)25日のウクライナ大統領選を妨害した場合、欧州諸国とともに基幹産業を対象とする対露追加制裁を科すと重ねて警告した。(ドネツク 遠藤良介、ワシントン 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)
≪ウクライナ分裂危機 暫定政権苦境≫
ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派勢力が「住民投票」をもとに2州の独立を宣言し、ウクライナ暫定政権はいっそうの苦境に立たされた。暫定政権は5月14日、首都キエフで予定される地方代表者らとの「全国円卓会議」を通じて国家分裂の危機を脱却したい考えだ。しかし、東部2州で中枢施設を占拠する親露派勢力やロシアとの溝は深く、25日の大統領選を全土で実施するのは困難な状況だ。