ウクライナ・ドネツク州、ルガンスク州。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
困難な大統領選
しかし、円卓会議が解決するべき課題は多く、暫定政権と東部の食い違いを埋めるのは容易ではない。
暫定政権が東部の公的施設解放をめざす「対テロ作戦」を継続する方針なのに対し東部代表はその停止を武装解除や対話の条件とするとみられる。また、東部は「住民投票」の結果を盾にロシアが推す「連邦制」の導入をさらに強硬に唱える可能性がある。暫定政権にはこれが東部・南部の分離独立やロシア編入に道を開くとの警戒が強く、「脱中央集権」と称する改革にとどめたい考え。
政体や公用語に関する改憲の骨格が固まらねば、ロシアや東部の親露派が大統領選を受け入れないのは間違いない。(ドネツク 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)