また、親露派武装勢力が中枢施設の占拠を続ける東部のドネツク、ルガンスク両州の情勢正常化を最優先課題と位置づけ、政権側部隊と親露派武装勢力の戦闘が続く東部2州での「戦争と混乱」を終わらせることが喫緊の課題だと語った。大統領就任後の早い時期に現地入りしたいと述べたが、武装勢力とは交渉しない立場を改めて確認した。
武装勢力の妨害で東部2州の約3分の2の選挙区では投票が行われず、投票が実施された地域の投票率は平均約60%だった。
親露派政権が崩壊した2月の政変後、暫定政権を「非合法」としてきたロシアのセルゲイ・ラブロフ外相(64)は26日、ウクライナ国民の選択を尊重し、ポロシェンコ氏と対話する用意があると述べた。