豪華客船のホールをイメージしたドーム状の天井やステンドグラス、さらには赤いビロードの椅子など、イタリアンバロック様式に彩られた店内で静かに味わうコーヒーは格別なものがある。
フランソア喫茶室というとフレッシュクリーム入りが基本だが、私はいつも「アメリカンブラック、砂糖なし」とオーダーする。
全般的に苦みが柔らかく、濃い目が苦手な人でも十分に楽しめるのだが、水ではなく豆の配合のみで濃さを調整しているため、豆と水が本来持つ甘みをどこよりもじっくりと味わえる。
そして、コーヒーのお供となる菓子はというと-。
レモンの酸味で暑さ対策
約30年前に洋菓子作りを学んだ現在の経営者、立野隼夫さんが、神戸・北野異人館と兵庫・芦屋に菓子店を出して、好評を得た経験をもとに作り出したケーキやクッキーなどは約20種にも及ぶ。