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この堂々たるライプニッツ著作集全10巻 知の組み合わせをめざすアルス・コンビナトリア 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.10.5 12:05

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

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 【KEY BOOK】『ライプニッツ著作集』1・2・3(工作舎)1万800円・1万2960円・1万8360円

 1「論理学」、2「数学論・数学」、3「数学・自然学」。とくに第1巻の結合法と普遍的記号法についての試論が予見に満ちていてすばらしい。ライプニッツは「どんな場合にも使える普遍的な方法」を記号的にあらわすことに異常な関心をもった。いわば論理や意味が計算できる方法を探求したのだ。その途次で、微積分学の開発にも代数学の発展にも大きな寄与をもたらした。第3巻では天体力学や光学についての仮説も吐露される。

 【KEY BOOK】『ライプニッツ著作集』4・5(工作舎)9180円・1万260円

 ライプニッツはデカルトやロックの考え方を超越して、独自の認識をめぐる世界観を披露した。その核心思想が4・5「認識論」に収録された『人間知性新論』である。テオフィルとフィラレートによる厖大な架空対話になっている。近世のプラトンをめざしたのだ。難解な議論はさておき、ここでわれわれが学ぶべきは「観念」(イデア)と「概念」(カテゴリー)の違いである。最小の概念を使いきって観念に最高の構想を生む。そこを学びたい。

神と正義を議論する仕組み

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