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杉浦日向子という本当のクールジャパン 来年公開のアニメ映画『百日紅』にも期待したい 松岡正剛 (1/5ページ)

2014.10.1 18:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【BOOKWARE】

 日向子(ひなこ)が咽頭癌で亡くなってから約10年がたった。まだまだこれからという46歳だった。

 日本橋の呉服屋に生まれた。兄貴からはロックやサブカルを教えられ、高校時代は大相撲にぞっこんになって、魁傑(かいけつ)の大ファンになり、日大芸術学部に行ったものの授業がとてもつまらなく、稼業を手伝いながら手描き友禅に憧れるうちに、稲垣史生の時代考証学に惹かれて「ああ、これだ、これで行こう」と決断すると川越の稲垣の自宅に3年通った。稲垣が時代劇の時代考証を一手に引き受けていたころだ。日向子の唯一のセンセイは稲垣なのである。

 22歳で「ガロ」で吉原を題材にしたマンガでデビューすると、たちまちやまだ紫・近藤ようことともに“ガロ三人娘”と呼ばれたが、徹底した時代考証は日向子の右に出る者はいなかった。『合葬』『風流江戸雀』『ニッポニア・ニッポン』『百物語』『ゑひもせす』『百日紅(さるすべり)』『とんでもねえ野郎』などで、江戸情緒と江戸怪奇と江戸日本人の風合の真髄を描き続けた。

杉浦日向子のマンガの魅力とは…

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