2年後のリオデジャネイロ五輪を経て、2020年東京五輪は31歳で迎える。常識的には下り坂を転げているころだが、内村ならまだ上昇を続けているかもしれない。誰にも彼の将来は推し量れない。「人間ではない」のだから、それも仕方がない。
田中3兄弟の末っ子、佑典(ゆうすけ、24)も銅メダルを獲得した。平行棒、鉄棒では内村を上回る得点で、期待に応えた。いつまでも「和仁(かずひと)、理恵の弟」ではない。
頼りになる後輩をまた一人増やし、内村が牽引(けんいん)する体操ニッポンの未来は明るい。20年まで、このまま突っ走ってほしい。(EX編集部/撮影:共同/SANKEI EXPRESS)