公明党の候補への支援も目立つ。首相は7日に公明党の太田昭宏(あきひろ)国土交通相(69)の東京12区へも入り、公明党の全国9人の選挙区候補の応援を終える。自公連携をアピールするため山口那津男(なつお)代表(62)の求めに満額回答したものだ。
「金城湯池」固め
一方、民主党の海江田氏は、序盤戦では維新の党と候補者調整をした宮城などを回っていた。しかし、劣勢が伝えられ、愛知や北海道など民主党が従来強かった地域での取りこぼしを防ぐことに集中せざるを得なくなった。海江田氏自身も苦戦しており、3、5日には自身の東京1区の駅頭で辻立ちを行った。
公明党の山口氏はこれまで、北関東や中国地方などを重点的に回った。与党への追い風を受け、比例代表の議席増を目指し、今後は東北などを回って票の掘り起こしに注力する。
維新の党はお膝元の大阪で厳しい戦いを強いられ、橋下(はしもと)徹共同代表(45)は大阪を中心に原則、西日本に張り付いている。次世代の党は平沼赳夫(たけお)党首(75)が全国各地を飛び回っている。共産党の志位(しい)和夫委員長(60)は6日、無党派層の多いJR横浜駅前などを回った。