米下院エネルギー商業委員会の小委員会で開かれた公聴会で話すタカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデント(中央左)と、北米ホンダのリック・ショステック上級副社長(中央右)。対応が後手に回ったタカタは、信頼回復への出口が見えない状況だ=2014年12月3日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
反対なら法廷決着も
公聴会で司会役を務めたリー・テリー小委員長(52)は「時には規制当局が欠陥の防止に最も重要な立場にあることもある」と述べ、NHTSAの過去の対応を追及する構えをみせた。また欠陥の原因が分からないにも関わらず全米リコールを求めるNHTSAの姿勢について、「原因不明のまま新しいエアバッグに取り換えたとしても、問題が解決できるという確信が持てるのか」といった疑問も投げかけている。
それだけにフリードマン氏は公聴会で、「まさに議員と同じ懸念を抱いています」「タカタの対応には深く失望しています」などといった言葉を繰り返し、エアバッグのリコールに怒りをみせる議員と同じ側に立っていることを強調した。
NHTSAは今後、タカタや自動車メーカーからエアバッグ破裂の原因などについてさらに詳しい事情を聴く予定だ。その後もタカタなどが納得のいく理由を示さないままリコールの全米規模への拡大に反対し続ければ、「司法省とともに裁判に持ち込んで、リコールを強制させる」(フリードマン氏)としており、タカタは今後も厳しい立場に置かれそうだ。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)