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「生き神」だった少女と海千山千のオッサン 「インドクリスタル」著者 篠田節子さん (2/5ページ)

2015.1.5 14:00

作家、篠田節子さん。構想10年の大作『インドクリスタル』。「自分の願いを詰め込んだ」という=2014年12月5日(塩塚夢撮影)

作家、篠田節子さん。構想10年の大作『インドクリスタル』。「自分の願いを詰め込んだ」という=2014年12月5日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 旺盛に執筆を続ける篠田節子さん。「不思議大好き」という好奇心がその源だ=2014年12月5日(塩塚夢撮影)
  • 「インドクリスタル」(篠田節子著/角川書店、2052円、提供写真)

 貧富、男女…対立軸

 構想10年という大作は、貧富の格差、男尊女卑、地方と中央、権力と服従、資本と搾取といった対立軸を見事に咀嚼(そしゃく)し、エンタメとして昇華させている。「きっかけは、少女を生き神として崇拝する『クマリ』に興味を持ったことでした。熱くて、得体のしれない汗のにおいの中に、怪しくて危険な女神が現れて、組織人としてのサラリーマンがからめ捕られていく…。当初はそんな構想だったのですが、調べていくうちに、『そんな能天気なインドはどこにあるのか』と。いろいろな問題が噴出してきた。ですから女の子の存在自体をぐっと現実的なものにしましたし、対峙(たいじ)する男も、海千山千のオッサンにしました」

 代表作の一つともいえる『女たちのジハード』をはじめ、大きな矛盾の中に放り込まれながらも強く生きていく女性たちを印象的に描いてきたが、今作でも物語の核を担う少女、ロサは大きな闇を背負っている。かつて生き神としてあがめられ、その後自爆犯としてテロ組織の道具にされた過去を持つロサ。

「総合的な見識を持った女性指導者が出現すべきだと思っています」

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