日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】
身だしなみを大事にする人は行いや身なりを整え、他人に不快感を与えません。肌そのものを清め、清潔な下着や衣服を身に着け、部屋も清潔さが保たれていれば、身に着ける物や住む部屋がどんなに質素であろうとも、そのような人からは清潔さが感じられます。身だしなみが活(い)かされたおしゃれが一番望ましく思います。また仏教では「色心不二」といって「身と心は別々ではない」と説きます。身だけではなく心も浄(きよ)く保っていく努力も必要です。
仏の教えを保つ人が貴い
日蓮聖人の御遺文の中に「法妙なるが故に人貴(たっと)し、人貴きが故に所尊し」という一文がございます。「仏様の教えが貴い故にそれを保つ人間が貴く、その貴い人のいる場所も清らかで貴いのである」ということです。仏様の教えをよく守り、世の為(ため)人の為に生きる故に人は身も心も貴く、その人がいる場所も尊く清らかです。逆に人に迷惑をかけたり自己中心的な考えで生きる人は身も心も悪に染まっていき、その人のいる場所も不浄になるのです。