日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】
現代社会において上司に叱られると「親に叱られたこともないのに」とかえって憤る人がいることを聞きました。幼い頃からの教育で人は叱られて「悪」を知り、褒められて「善」を知る。「彼(かれ)が為に悪を除くは、即(すなわ)ち是(これ)彼が親なり」という言葉がありますが「してはならないこと」を憎まれることを承知で叱るのは親の慈悲です。その経験こそ自分が成長し「叱り、褒める側」になったときに生かされる大事なものになるのではないでしょうか。(尼僧 鈴木日宣(にっせん)/SANKEI EXPRESS)
■すずき・にっせん 1961(昭和36)年6月、東京都板橋区生まれ。音楽が好きで中学では吹奏楽部に入りクラリネットを担当。高校生の時、豊島区吹奏楽団に入団。音楽仲間とともに青春時代を過ごす。
7年間社会人を経験したあと内田日正氏を師として26歳で出家。日蓮宗系の尼僧となる。現在は千葉県にある寺院に在住し、人間界と自然界の間に身をおきながら修行中。