また、カブの葉に多く含まれるビタミンKは骨にカルシウムが沈着するのを助ける役割があります。つまりこのパスタは骨を丈夫にする一品なのです。
旬の時期は葉もみずみずしく、いきいきしているので、捨てずに食べましょう。ただし、根に葉をつけたままだと、根の水分を葉が吸ってしまいます。葉は切り離してポリ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室で保存するか、すぐ食べない場合は、塩を加えた湯でゆでて、冷蔵室で保存します。
サラダのパルメザンチーズもカルシウムが豊富です。大人の場合は1日にコップ1杯の牛乳とチーズならプロセスチーズ1枚(15グラム前後)を目安に食べましょう。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/ SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「料理と栄養の科学」(新星出版社)、「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)。