【牧野直子の健康ごはん】
ちらしずしというと桃の節句やお祝いごとがあるときに作ったり、食べたりすることが多いでしょうか。ちらしずしは、地方や家庭によっても違いがあるようです。器に入れた酢飯に具をちらすことからちらしずしといわれます。その具がすしネタの生の魚介だと生ちらし、酢飯にニンジンやシイタケ、かんぴょうなどを甘辛く煮たものを混ぜたものがベースになるものは五目ちらしなどと呼ばれたりもします。
市販のちらしずしの素は手軽で便利ですが、この機会に手作りしてはいかがでしょうか。具を多めに煮て、汁けをきって小分けにして冷凍しておけば、市販のものと同じように、簡単にちらしずしができます。ちらしずし以外にも、卵焼きの具に加えたり、白あえや卯の花煮の具としても使えます。
さて、ちらしずしの栄養ですが、具で野菜や魚介や卵でタンパク質も補えるので1品で主食、主菜、副菜がそろいます。ですが、酢飯や具に塩分があるので、塩分を多くとりがちになります。ですから組み合わせる副菜や汁物は塩味を控えめにしてバランスをとりましょう。