【牧野直子の健康ごはん】
バレンタインを過ぎると書店の料理本コーナーには弁当のレシピ本がずらりと並びます。入園、入学などに伴い弁当作りが始まる人たちがメーンターゲットですが、普段から弁当作りにマンネリを感じている人にも参考になるようです。
私自身は中3の息子の弁当を作るようになって5年がたちます。作り始めた頃はごはんの量が半合くらいでしたが、今は1合を詰めても足りません。
運動部に所属する高校生男子の保護者によると「弁当は2リットル分持たせてください」と言われたそう。「弁当2リットル?」と思われるかもしれませんが、弁当箱の容量(ml)はそのまま弁当のエネルギー量(kcal)に相当します。つまり2リットル=2000mlなので、2000kcalの弁当ということになります。高校生男子で運動部に所属している場合、1日に必要なエネルギー量の目安は3150kcal。体重を増やしたい、体格をよくしたいのであれば、それ以上にエネルギーは必要です。2リットル弁当は決して大げさではないというわけです。