ミラノ万博会場の「日本館」で研修に励むアテンダントら=2015年4月20日、イタリア・ミラノ郊外(共同)【拡大】
≪「体験の旅」アテンダントがおもてなし≫
「BENVENUTI(いらっしゃいませ)!」。ミラノ万博開幕を目前に控え、日本館では連日、案内役を務めるアテンダントたちが研修に励んでいる。来館者を温かい笑顔と細やかな気配りで迎え、日本の「おもてなし」の心を伝えるのがモットーだ。
公募で選ばれた10~40代の日本人の男女約110人が、今月5日からミラノ市内のホテルで発声や基礎知識を学び、19日からは館内での実地研修が始まった。オレンジやベージュを基調とした制服は日本の統一美や調和を表現しているという。
日本館は、農業や食文化の多様性、クールジャパンなど5つの区画で構成され、ハイテク設備も導入。来場者が実際に展示に触れながら「食をめぐる旅」を体感できるスタイル。研修でアテンダントたちはグループに分かれ、VIPや車いすの来場者を円滑に誘導するための練習を繰り返し行っていた。