真田は同世代のゼバスティアンの内面を掘り下げ、等身大で理解しようとする。「僕はバブル崩壊後に生まれた『ゆとり世代』。これまでは背伸びして分かったふりをしていた部分もあった。でも人を掘り下げるときに嘘になってはいけない」と身を引き締める。
真田の存在をきっかけに演劇ファンの裾野を広げたい。そのために深作は、今後もジャンルや国籍などの垣根を越えた作品を紹介していきたいという。「島国の日本は排他的になりがち。海の向こうとも混じり合わないと凝り固まってしまう」との危機感も強い。
6月14日まで東京・新国立劇場。問い合わせはサンライズプロモーション東京、(電)0570・00・3337。兵庫公演あり。(文:藤沢志穂子/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)