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どうしてこの二人はこんなに似ているのか? 森村泰昌の比類ないアートブックウェア感覚 (3/6ページ)

2015.6.9 17:15

2012年5月26日、連塾「本の自叙伝」(スパイラルホール)では、森村泰昌が松岡正剛となって舞台に登場し、満場を沸かせた(提供写真)

2012年5月26日、連塾「本の自叙伝」(スパイラルホール)では、森村泰昌が松岡正剛となって舞台に登場し、満場を沸かせた(提供写真)【拡大】

  • 【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)
  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 「本の自叙伝」で、ぼくは自分がそこにみごとに「うつされている」のを実感して、おおっと驚きました。しかしモリムラ伯はこんなふうに言っていた。「表面を似せるのは簡単です。ぼくが誰かになるときは、その人物の魂とか心になろうとするんです。そうしないと何かが似てこない」。なるほど、その日、ぼくはモリムラ・アートに大事なものを持っていかれたような気がしていたのですね。ただ、それはたいそう心地よいもので、モリムラ・ムラムラするものだったのですよ。

 【KEY BOOK】「芸術家Mのできるまで」(森村泰昌著/筑摩書房、2262円、在庫なし)

 初期のものだが、モリムラ本の決定版である。祖父江慎の装幀もいい。20世紀末までの自伝としても堪能できる。ぼくは本書を千夜千冊に採り上げた。極め付けのヴィジュアライザーである森村泰昌は、実は言葉の哲人でもある。会話をしていても文章を読んでも、そう思う。しかも、作品の中にも世界言語が充満してもいる。そのことを知るにも本書からモリムラ入門をするのがいい。

見えるものにするには「空装」がいる

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