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言葉だけの完璧な楽曲 町田康 (2/4ページ)

2015.6.24 18:00

(町田康さん撮影)

(町田康さん撮影)【拡大】

  • 「光儀」(水原紫苑著/砂子屋書房、3000円+税、提供写真)
  • 「なんでもない所をどう表現するかに、作家の蓄積した技術が試されると思う」と話す、作家の町田康さん=7月26日、東京都港区(瀧誠四郎撮影)

 しかし本来、さんま、であるべきを、太刀魚、とすれば当然、意味が変わってくるのであって、例えば、「秋刀魚の歌」という詩の、さんま、の部分をすべて、太刀魚、と書き換えたら、あの感じにはならない。義理と人情の板挟み、ではないが、節と歌詞の板挟み、みたいなことになるのである。

 或いはまた、節には音の高低がある。そして言葉にも音の高低がある。それが真逆になっていると歌ったときに意味が判らなくなるので一定程度、高低を合致させる必要があって、この場合も言葉の都合はかなり制限される。

 そのようなことに留意して、なんとかひと繋がりの、意味のある言葉の連なりを完成させてみたところで、実際に歌ってみると、「なんか違う」となることが多い。なぜそんなことになるかというと、節や曲には言葉にできない雰囲気というか趣きのようなものがあり、それにばすっと嵌まらないと曲が拒否反応のような反応を示すからである。

殴られたような貫かれたような

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