カトマンズ市内バサンタプールにある世界遺産の一つ、ダルバール広場(王宮広場)で喫茶店を営む女性、クスブ・トリタルさん(33)は「大地震前に1日2000ルピー(約2400円)あった稼ぎは、今は4分の1以下だ。これで子供を育てるのは大変だ」と話す。
雑貨店で働く女性のデブマヤ・ギリさん(55)は「今もテント生活が続いている。政府の復興への取り組みは、まったくなっていない」と怒りをあらわにした。
仕事求め国外脱出相次ぐ
ネパールでは、大地震後、雨期が訪れており、テント生活者にはつらい日々が続く。親類をたよって地方からカトマンズにやってきた女性、ルクマヤ・ドデルさん(46)は、その親類の家も余震で倒壊したためテントで暮らしており「雨の中、テントが風で飛ばされないよう、手でつかみながら生活している。ひどい暮らしだ」と訴えた。
大地震の精神的ショックから立ち直れない人も少なくない。男子学生のナビン・バタライさん(25)は「悪夢を見るので夜はよく眠れない。録画した映画を見て過ごそうとしても物語に集中できない」という。