多くのビルが倒壊したカトマンズ市内グンガブ地区。地方へ向かうバスターミナルに近く、多数の商店や宿泊施設があるが、客足は遠のいたままだ。商店主の男性、オムクマール・ゴータンさん(24)は「稼ぎは3分の1になった。中東かマレーシアに出稼ぎに行こうと思っている」と話した。ネパールでは、仕事を求め国外へ脱出する人が相次いでおり、こうした動きは今後も続きそうだ。(カトマンズ 岩田智雄(いわた・ともお)、写真も/SANKEI EXPRESS)
■ネパール大地震 4月25日、ネパール中部を震源とするマグニチュード(M)7.8の大地震が発生。その後も大きな余震が続き、近隣国を含め8900人以上が死亡した。ネパールでは、約51万棟が全壊。日本はこれまでに、国際緊急援助隊・救助チームや医療チーム、自衛隊の医療援助隊を派遣した。緊急援助物資を提供するとともに、1400万ドル(約17億3000万円)の緊急無償資金協力を行っている。