オーストラリア戦のため、エドモントンに到着した宮間あや(中央)らサッカー女子日本代表=2015年6月24日、カナダ・アルバータ州(共同)【拡大】
8強のうち7チームは2011年の前回大会と12年ロンドン五輪のいずれか、または両方で準々決勝に進んでいる。決勝トーナメント1回戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング7位のブラジルが10位のオーストラリアに敗れる波乱はあったが、オーストラリアは11年大会も8強入り。唯一の例外は2大会ぶり出場の中国。最年長が26歳で、大胆な若手への切り替えが功を奏したと言えそうだ。
選手構成には微妙な差異も見られる。2大会連続で出場した選手の数を比較すると、今大会に登録された23人の開幕時の平均年齢が29歳5カ月と最も高い米国は14人、28歳4カ月で2番目の日本は17人、3番目のカナダは15人と割合が多めだ。ドイツとフランスは11人で約半数が入れ替わった。選手層の厚さを背景に世代交代が徐々に進んでいる様子がうかがえる。(共同/SANKEI EXPRESS)