オーストラリア戦に向け調整する(右から)大儀見優季(おおぎみ・ゆうき)、永里亜紗乃、菅沢優衣香(ゆいか)、阪口夢穂(みずほ)=2015年6月25日、カナダ・アルバータ州エドモントン(共同)【拡大】
日本はオランダとの決勝トーナメント1回戦で見せた戦いぶりをベースとし、大柄な選手が並ぶオーストラリアに細かい連係で対抗したい。2011年以降は3勝1分けと相性のいい相手で、落ち着いて持ち味を発揮すれば勝機は十分にある。
オランダ戦では守備ラインを高くしてコンパクトな陣形を保ち、軽快にパスをつないで主導権を握った。選手間の距離が近い分、ボールを失った後の対応もスムーズだった。メンバー変更はほとんどなさそうで、連係にはさらなる上積みが見込めるだろう。
ただ、今回は立ち上がりに相手が激しくプレスをかけてくる可能性が高い。そこをかいくぐって攻めに転じるか、まずは割り切って守るか。センターバックの岩清水や、守備的MF阪口のかじ取りが注目される。
オーストラリアは決勝トーナメント1回戦で強豪のブラジルと対戦し、統率の取れた守備からカウンター攻撃を決めて勝ち上がった。DFの背後を狙ってくる俊足のデバンナ、決定力のあるサイモンにはしっかりとマークを付けたい。(SANKEI EXPRESS)