指導が行き届かないところや求心力に欠けるところが出てきたのかもしれない。それが、今回の勇退という決断につながった気もする。
名将最後の夏は、「日本一の激戦区」と呼ばれる神奈川県大会の決勝で幕を閉じた。4回戦で第1シードの相模原を破ると、準々決勝は横浜隼人に逆転勝ち。桐光学園相手の準決勝は劇的なサヨナラ勝ちを収めた。甲子園にはあと一歩届かなかったが、報道によると、最後は選手たちの手で胴上げされ、選手に感謝。「高校野球は自分の人生そのものだった」と語ったそうだ。名将のさわやかな表情が目に浮かんだ。(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当 大屋博行/SANKEI EXPRESS)
■おおや・ひろゆき 1965年10月生まれの47歳。大阪府出身。高校中退後に渡米し、アリゾナ州スコッツデール市立コロナド高校で投手としてプレー。コロナド高を卒業後に帰国し、プロ野球阪神で練習生、歯科技工士などを経て98年に米大リーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの国際スカウト駐日担当に就任。2000年からアトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当として日本国内の選手発掘に励む。