この洞窟の中には、ウミウシ(海牛、貝殻が退化したり全く無くなった巻貝の種の総称)と呼ばれる生物が、壁面の至るところにへばりついていたり、ドチザメの若魚が生息していたりする。
初夏の時期には、小さなアジの大群が洞窟内を埋め尽くし、ダイバーが中に入ると、まるで一つの生命体かのように、群れをなして激しく泳ぎ回り、これまた圧巻なシーンを見せてくれることもある。
≪ジオパーク 海の中から楽しんで≫
高さ60メートル、周囲400メートルと、この周辺の島々の中でもひと際大きく、トゲ山のように険しくそそり立っている、花崗(かこう)岩でできた菜種島は、他の小さめの島々と合わせて菜種五島と呼ばれている。
毎年4月中旬になると、崖の中腹に野生の菜の花が咲き誇る。江戸時代に菜種を積んだ北前船がこの島の付近に座礁し、その後花が咲くようになったことから、菜種島と呼ばれるようになったと伝えられている。