橋川氏によると、これまでU23(19歳以上23歳未満)、エリートカテゴリー(23歳以上)の選手を受け入れてきたが、ベルギーでは、その年齢になるとすでに淘汰(とうた)されており、強い選手しか生き残れない。国内で優秀といわれる選手でも、なかなか結果を出せずに壁にぶつかることも多いが、年齢が若くなるとまだレベルの差が小さく、日本人選手でも勝負に絡むことができ、そこから戦術や独特な駆け引きなどを学ぶことができるという。「その経験は必ずU23、エリートカテゴリーに上がったときに生きてくると思う」と、今回の中高校生の受け入れの狙いを説明する。
そして、日本自転車競技連盟のバックアップで「チームユーラシア・IRCタイヤ サイクリングアカデミー」として、夏休み期間中にそれぞれ2~4週間の日程で、合計15人の若い選手が大きな期待を胸にベルギーへとやってきた。