東日本大震災から4年半、地震発生時刻に合わせ、黙祷(もくとう)する人たち=2015年9月11日午後2時46分、岩手県上閉伊郡大槌町(共同)【拡大】
東日本大震災で津波被害や東京電力福島第1原発事故の影響を受けた40市町村長の半数超が各自治体の復興が進んでいると考えている一方、大半が震災の風化を感じていることが、産経新聞のアンケートで分かった。震災から11日で4年半となり、国に対しては長期的で柔軟な支援を求めていることも明らかになった。
「自治体の復興状況は」との問いに「進んでいる」「どちらかといえば進んでいる」と答えたのは半数超の21首長。「復興完了時期」は4割近い15首長が「2021(平成33)年以降」と回答し、6年以上かかると予想した。
産経新聞が昨年3月に実施した前回調査(特定被災地方公共団体170市町村長が回答)では、1年間の復興の進捗(しんちょく)が「ほぼ予想通り」とした首長が約7割で、復興完了までの期間は平均で4.6年だった。
北海道から関東地方の広範囲を対象にした前回と比べ、今回の被災3県では復興が進んでいると考える比率がやや低く、復興完了までの時間も長くかかると認識していることが浮き彫りになった。
一方、「震災の風化を感じますか」との問いには、9割の36首長が「感じる」「どちらかといえば感じる」と回答。理由として、報道の減少を挙げる声が多かった。前回調査では、風化を感じていたのは7割超の首長で、1年半が経過し、より高い比率で首長が風化を感じる結果となった。