東日本大震災から4年半、地震発生時刻に合わせ、黙祷(もくとう)する人たち=2015年9月11日午後2時46分、岩手県上閉伊郡大槌町(共同)【拡大】
原発が立地する自治体では「町内の96%を占める帰還困難区域の除染」(双葉町・伊沢史朗町長)、「震災前に基幹産業だった米、果樹などの農業」(大熊町・渡辺利綱町長)と回答。また、「漁業の風評被害が長期におよび課題がある」(相馬市・立谷秀清市長)など風評被害に関する意見も複数あった。
ソフト面も時間必要
一方、原発から離れた自治体では「防波堤は平成40(2028)年度完成予定」(岩手県久慈市・遠藤譲一市長)、「防潮堤については河川、国道などの調整や関係機関協議に時間を要し、事業予定期間の完了は困難」(宮城県南三陸町・佐藤仁町長)などハード面での課題を挙げる首長が多かった。
ソフト面の復興では地域にかかわらず、「被災者の皆様の『心の復興』は最も時間が必要な分野」(宮城県東松島市・阿部秀保市長)、「地元企業の再開」(福島県富岡町・宮本皓一町長)、「雇用の確保や人材不足」(福島県南相馬市・桜井勝延市長)、「産業・経済分野の復興は時間を要する」(岩手県宮古市・山本正徳市長)といった声が上がった。