東日本大震災から4年半、地震発生時刻に合わせ、黙祷(もくとう)する人たち=2015年9月11日午後2時46分、岩手県上閉伊郡大槌町(共同)【拡大】
風評被害に長期課題
原子力発電所についての問いでは「震災前より増やす」「震災前と同様の水準を維持する」との選択肢を選んだ首長はゼロだった。「その他」を選んだ19首長の回答理由を分類したところ、「総合的な議論が必要」などとする回答が最多の8首長となった。
「2020年東京五輪は復興につながると思いますか」との問いには、肯定的な意見が16首長、否定的な意見が15首長と拮抗(きっこう)する結果となった。「その他」の回答理由では「自治体の取り組みが大事」「復興の遅れを懸念」との回答がそれぞれ3首長だった。
アンケートでは自由記述欄も設け、市町村長の声からは「被災地の今」が浮かび上がった。
復興完了時期の問いに絡み、最も時間のかかる復興分野について記述を求めたところ、役場とともに避難するなどしている東京電力福島第1原発周辺の自治体とそれ以外とで内容が大きく異なった。