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五輪にアジア大会…高まる中国依存 (4/5ページ)

2015.9.18 08:30

9月16日、2022年アジア大会の開催地が中国・浙江省杭州市に決まり、握手を交わす(左から)中国の劉鵬・国家体育総局局長、アジア・オリンピック評議会(OCA)のシェイク・アハマド会長、杭州市の張鴻銘市長=2015年、トルクメニスタン・首都アシガバート(AP)

9月16日、2022年アジア大会の開催地が中国・浙江省杭州市に決まり、握手を交わす(左から)中国の劉鵬・国家体育総局局長、アジア・オリンピック評議会(OCA)のシェイク・アハマド会長、杭州市の張鴻銘市長=2015年、トルクメニスタン・首都アシガバート(AP)【拡大】

 称賛するOCA会長

 ベトナムが19年大会を返上した際には、江蘇省南京市の当時の楊衛沢(よう・えいたく)共産党委員会書記(53)が、「必要ならば(アジア大会を)引き受けたい」と発言。市トップの軽率な発言に非難が殺到したこともあった。当時、中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は社説で、「中国社会はもはや巨大なスポーツイベントの開催に興味を持ったり、興奮したりしない」と指摘した。

 しかし、最終的に杭州市はアジア大会を招致し、北京は初の夏・冬五輪開催都市という栄誉を追い求めた。

 中国メディアによると、杭州市は「杭州の国際知名度を引き上げ、現地の経済発展を促し、五輪スポーツの国内での発展を推し進めること」を、アジア大会開催の目的に掲げている。

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