9月16日、2022年アジア大会の開催地が中国・浙江省杭州市に決まり、握手を交わす(左から)中国の劉鵬・国家体育総局局長、アジア・オリンピック評議会(OCA)のシェイク・アハマド会長、杭州市の張鴻銘市長=2015年、トルクメニスタン・首都アシガバート(AP)【拡大】
OCAのシェイク・アハマド会長(52)は今回、「中国は常に(五輪)ムーブメントや選手、青少年の支援に関心を示してくれている」と称賛した。中国政府の財政支援、大会パートナーとなる中国の電子商取引最大手、アリババ・グループのサポートが安心材料になっているようだ。
国際的に、巨額の開催費用を要する国際競技大会の招致に対する国民や市民の反発が高まる中、反対意見を封殺できるという点でも、中国に対する依存度は今後も高まる可能性がある。(中国総局 川越一(かわごえ・はじめ)/SANKEI EXPRESS)