もう1品のスープのトウモロコシとカボチャは食物繊維やカリウムが豊富。食物繊維は整腸作用があり便秘の予防、改善に役立つと同時に、余分な塩分(ナトリウム)の排泄(はいせつ)を促して血圧のコントロールにも作用します。カリウムもナトリウムの排泄を促します。
健康な人の1日の塩分摂取量は男性が8グラム未満、女性が7グラム未満なので、1食当たり2.5グラム前後が目安になりますが、この2品にごはんを組み合わせても1.6グラム。血圧が高めの人や塩分を控えたい人にお薦めです。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)、「はじめてのシニアの健康スムージー」(家の光協会)。