スペイン南部、アンダルシア州マラガ近郊の闘牛場付近で、反闘牛運動を行う人々。プラカードには「1世帯当たり年47ユーロ(約6400円)の税金が闘牛の維持に使われている」などと書かれている=2015年9月6日(ロイター)【拡大】
復活興行に前国王
ただ、潮流とは逆行するケースも現れている。フランスとの国境に近いバスク州のサンセバスチャンでは統一地方選によって、左派勢力に変わって保守勢力が市議会多数派となった。その結果、市議会が2年前に決議した「市内闘牛禁止令」が撤回され、闘牛が復活した。
8月20日には復活興行の第一弾が行われ、闘牛好きで知られるフアン・カルロス前国王(77)も臨席。前国王は闘牛復活を祝う観衆による万雷の拍手の中、「闘牛はスペインの資産だ。みんなで支えていかなくてはならない」と高らかに宣言した。
スペインの闘牛は、密接不可分となった政治に左右される時代に入ったといえる。(SANKEI EXPRESS)