これまで旬の素材を取り上げてきたこの連載ですが、今回はちょっと趣向を変えて、缶詰を。いつでも棚にあって便利だけれど、イマイチ食べ方が思いつかない…ということもあるのではないでしょうか。秋の味覚「さば」を使った庶民の味方、さば缶にご登場願います。
汁まで栄養たっぷり
実は私、つい最近までさば缶に「臭みがあるんじゃないかしら…」と苦手意識を持っていました。それががらりと変わったのは、青森県庁の食担当の方に「味の加久の屋」のさば缶を教えていただいてから。県庁の方は独自にさば缶選手権を開催されたそうで、試食に試食を重ねた結果を伝授していただいたんです。脂がのっていて、さばの味が全然違う! 目からうろこのおいしさでした。それ以来、さば缶が大好きになりました。
安くて保存もきくさば缶ですが、実は栄養もたっぷり。生活習慣病の予防に効果があるDHAやEPAが含まれています。缶詰なら、骨や、栄養が溶け込んだ汁まで丸ごと食べられるのがうれしいですね。
みそ煮やしょうゆ煮などさまざまな種類がありますが、今回はいろんな料理に展開したいので、水煮を使います。