ノーベル物理学賞を受賞して、花束を受け取り笑顔を見せる、東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授(右)=2015年10月6日夜、東京都文京区の東京大学(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
Q どうやって調べたの?
A 梶田さんらのチームは、岐阜県飛騨市の地下1000メートルにあるニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」を使いました。ニュートリノが水の中を通り抜ける際に生じるごく弱い光を検出するのです。ミュー型のニュートリノを観測すると、上空から降り注ぐものに比べ、地球の裏側から地球内部を通り抜けてくるものの数がずっと少ないことを突き止めました。地球の裏側からのものは、飛んでいる間に多くがスーパーカミオカンデでは観測できない別のタウ型に変わっている証拠となりました。
Q 謎はすべて解けたの?
A ニュートリノに質量があることは分かりましたが、それぞれがどれくらい重いかは分かっていません。性質も分からないことが多いです。古代から人々を悩ませてきた「最も小さなものは何か」「世界はどうやってできたのか」といった謎は、まだ解明の途中といえます。