国際便定期便数が5年間で1.5倍の265便に拡大した福岡空港=2014年12月10日、福岡県福岡市博多区(共同)【拡大】
≪地元自治体、高速バス補助などで誘客躍起≫
中国、韓国、台湾からの訪日旅行者の急増により、地方空港が活性化の好機を迎えている。地元自治体は追い風を逃すまいと、国内外でPR活動を進めるとともに、空港と各地を結ぶ高速バスに補助金を出すなど誘客に躍起だ。
茨城空港では、LCCの春秋航空が2010年に上海と結ぶチャーター便を就航。当初は週3便だったが、現在は定期便8便に増えた。近年の中国人客の急増を背景に、搭乗率は「平均で9割ぐらい」(茨城県)と好調。
県は出発と到着ロビーを一つの階に集約するなどして、航空会社が支払う施設使用料を成田空港などに比べて安くしている。LCCを誘致するための工夫だ。
東京駅までの高速バス運行も財政支援し、運賃500円という破格の安さを実現。「ビジネスマンなどとは違い、少しでも安く旅をしたい中国人」(担当者)らをターゲットに、呼び込みを図る。東日本大震災後、運休が続くソウル線の復活も目指している。