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【アメリカを読む】「2つの戦争」で問われるオバマ氏の指導力 (3/5ページ)

2015.10.20 09:00

ホワイトハウスにヒスパニック系の子供たちを招き、上機嫌のバラク・オバマ米大統領(中央)。レガシー作りにこだわるオバマ氏だが、原点である「2つの戦争」終結をめぐるシナリオには狂いが生じている=2015年10月15日、米国・首都ワシントン(AP)

ホワイトハウスにヒスパニック系の子供たちを招き、上機嫌のバラク・オバマ米大統領(中央)。レガシー作りにこだわるオバマ氏だが、原点である「2つの戦争」終結をめぐるシナリオには狂いが生じている=2015年10月15日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】

 狂いが出たシナリオ

 オバマ氏の当初のシナリオは、アフガンの首都カブールの大使館を警備する要員などを除き、2016年末に米軍を完全撤収させるというものだった。11年末のイラク完全撤収に続きブッシュ前政権が始めた「2つの戦争」を終わらせるという就任時の公約を守るには、17年1月までの大統領任期を前に撤収させたかったのだ。

 この筋書きは、イスラム原理主義勢力タリバンが北部クンドゥズを一時制圧するなど攻勢を強めていることで狂いが出た。「16年の大半」は現行の9800人規模を維持し、退任以降の駐留規模を5500人にすると軌道修正した。

 ただ、タリバンと戦うアフガン治安部隊への助言、訓練、支援に任務を限り、大規模な地上部隊は派遣しないという基本線は守った。民主的に選ばれた政権に自らの国の安定に責任を持たせることがオバマ氏にとっての「21世紀の戦争終結の形」であるからだ。

不十分なアフガン支援

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