ホワイトハウスにヒスパニック系の子供たちを招き、上機嫌のバラク・オバマ米大統領(中央)。レガシー作りにこだわるオバマ氏だが、原点である「2つの戦争」終結をめぐるシナリオには狂いが生じている=2015年10月15日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
不十分なアフガン支援
オバマ氏は米軍駐留延長を発表した15日の記者会見で、アフガン政府が目指すタリバンとの和平協議に期待感を示した。
「アフガンの発展に反対するタリバンなどが米軍や外国軍の完全撤収を達成する現実的な道は、アフガン政府との持続的な政治決着しかない」
米軍の駐留規模を抑え、外交を重視するオバマ氏の姿勢は一貫している。
ただ、米国が希望する「挙国一致内閣」として発足したイラクのアバディ政権は有志連合の支援に不満を抱き、ロシアやイランとの協力に傾斜している。イラク人やアフガン人に自らの国を守らせるということが理想であることは間違いないが、軍事的な関与を急激に減らしたことによる空白を誰が埋めることになるのかが問題だ。