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時間との戦い 政府主導で国籍回復を フィリピン残留日本人2世の救済 (3/4ページ)

2015.10.21 14:00

安倍晋三(しんぞう)首相(右)に、署名を渡す訪日団長で前フィリピン日系人会連合会会長のカルロス寺岡氏=2015年7月22日(日本財団提供)

安倍晋三(しんぞう)首相(右)に、署名を渡す訪日団長で前フィリピン日系人会連合会会長のカルロス寺岡氏=2015年7月22日(日本財団提供)【拡大】

 政府が支援に消極的な理由として「中国残留孤児は両親がともに日本人で、国策で中国に渡った。一方でフィリピン残留2世は母親がフィリピン人で、父親は自由意思で渡航した」と両者の違いが指摘されることがある。しかし、いずれも日本人であることに変わりはなく、国が起こした戦争の被害者であることにも差異はない。

 フィリピン残留2世のアイデンティティーと権利を取り戻すため、日本財団はフィリピン日系人リーガルサポートセンターとともに、残留2世の日本国籍回復事業を2006年に開始。日本の家庭裁判所で新たに戸籍を作成する「就籍」で163人の国籍を回復させた。

 しかし、この方法にも限界がきている。「就籍」には身元確認が必要だが、すでに米軍の収容者名簿や戦前の旅券発給者名簿にいたるまで、当時の資料は調べつくした。就籍希望者は存命のうちに家裁に申し立てをすることが必要だが、2世の平均年齢は76歳と高齢化が進む。

 70年間の不法滞在?

 今年3月に発表された外務省調査によれば、確認されたフィリピン残留2世は計3545人。このうち1946人が生存し、1199人が日本国籍の回復を求めている。現在のペースでは2世全ての救済が難しいことは明らかで、時間との戦いとなっている。

戦後70年の首相談話が発表され

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