≪南半球 ライバルと競い充実≫
準々決勝はすべて、南半球の国が欧州勢を破った。なかでも強烈だったのはニュージーランドの強さだ。オールブラックス伝統の「ハカ」の迫力にも従来以上の恐怖を感じる。
相手は因縁のフランス。2007年大会で敗れ、前回大会決勝でも1点差の辛勝だった。大会中に代表100キャップを超えたリッチー・マコウはすべての試合で主将だった。
この日もマコウを中心とするFWが着実に前進し、SOカーターの片手のオフロードパスが仏守備陣を幻惑させる。CTBノヌーの突破も健在。FBスミスは空中戦に圧勝し、左右のWTBミルナースカッダーは鋭いステップとスピードでタックルを寄せ付けず、サベアは3人連続激突ではじき飛ばし、そのままトライに持ち込んだ。なんという迫力。死角は、まったく見当たらない。