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【Message from the Ocean】(11)沖縄・久米島 新しい生命を育む小さな魚たち (1/4ページ)

2015.11.2 10:00

ヒレナガヤッコの雄(右)のナズリングによって、雌が卵を出した決定的瞬間=2014年6月2日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)

ヒレナガヤッコの雄(右)のナズリングによって、雌が卵を出した決定的瞬間=2014年6月2日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)【拡大】

  • ヘラルドコガネヤッコ産卵の瞬間=2015年6月7日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)
  • モンツキカエルウオのオスが巣穴で卵を守っていた=2015年6月7日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)
  • 腹部に卵を抱える、ソリハシコモンエビ=2014年6月7日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)
  • ムチカラマツに卵を産みつけたガラスハゼ=2015年6月4日、沖縄県島尻郡久米島町の久米島(越智隆治さん撮影)
  • フリーの海洋フォトジャーナリスト、越智隆治(おち・たかじ)さん(本人提供)

 大物海洋生物の撮影が多いが、小さな魚たちに目を向けることもある。特に興味を持っているのは、生命の誕生に関わる瞬間を切り取ることだ。昨年と今年、それぞれ6月に沖縄県の久米島を訪れた。

 この時期、海水温も上がり始め、久米島では魚たちの求愛シーンや放精放卵(ほうせいほうらん)、雄の抱卵や、卵を守る姿が頻繁に見られるようになる。

 サンゴ礁の浅いリーフに開いた小さな穴をよくみると、モンツキカエルウオなどの魚たちが、顔をのぞかせている。さらにじっくり観察すると、穴の内側には、沢山の小さな卵が産み付けられている。卵が孵化(ふか)するまで守るのは、多くの場合、雄の役割だという。

 そのそばのイソギンチャクの中では、ペアのクマノミが産み付けた卵に、胸ビレをあおぐようにして、必死になって、新鮮な海水を送り込んでいる。

 今回最も撮影したかったのは、魚たちの求愛と放精放卵の瞬間。ターゲットに選んだのは、紫色の体色が美しいハナゴイ、それにヘラルドコガネヤッコやヒレナガヤッコの放精放卵シーンだ。

感動的シーンは一瞬 切り取るうれしさ

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