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【ミャンマー総選挙】スー・チー氏の野党優勢 「この日が来た」 自由と希望の一票 (5/5ページ)

2015.11.9 08:00

ミャンマーの最大都市ヤンゴンで投票所を訪れたアウン・サン・スー・チー氏=2015年11月8日(ロイター)

ミャンマーの最大都市ヤンゴンで投票所を訪れたアウン・サン・スー・チー氏=2015年11月8日(ロイター)【拡大】

 軍政下で制定された憲法は、上下両院定数の4分の1を軍人枠として確保するなど非民主的な条項を含む。選挙後も軍の国政関与は続くが、「変革」を掲げるNLDは改憲にも熱心だ。

 憲法は、外国人の家族を持つ者の大統領資格を認めていない。英国籍の息子を持ち、大統領になれないスー・チー氏は「大統領を上回る存在になる」とし、NLD勝利の場合、肩書にこだわらず自ら国を率いる決意を示している。(共同/SANKEI EXPRESS

 ■ミャンマー総選挙 議会は上院(定数224)と下院(同440)の二院制。いずれも定数の4分の1は国軍総司令官が指名する軍人枠で、残りの計498議席が民選枠。両院とも小選挙区制で任期は5年。前回は2010年に実施された。上下両院と同時に地方議会(計14地域・州)の議員も選出する。選挙後、90日以内に新議会を招集し、両院議員全員の投票で大統領を選出。来年3月に新政権が発足する見通し。

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