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心の教育は手を合わせる習慣から 鈴木日宣 (2/5ページ)

2015.11.10 16:00

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年10月29日、千葉県内(野村成次撮影)

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年10月29日、千葉県内(野村成次撮影)【拡大】

 この世の中で先祖のない人など誰一人としていません。100年、200年、300年、400年。もっともっと遡(さかのぼ)っても、必ず自分につながる先祖がその時代に存在しています。今、私たちの尊い生命は多くのご先祖の存在にあります。その恩を考え感謝することが「供養の心」です。

 ご先祖さまや仏様をお祀(まつ)りする仏壇は、昔から家の中で一番尊いものと考えられてきました。何か頂きものをしたとき、またご飯を炊いたときなど、まず仏壇にお供えし手を合わせてから家族が頂く姿が良き習慣となっていました。また家の中で困ったことや不安なことがあると仏壇の前に座り手を合わせ祈り願う。そんな親や祖父母の姿を子供たちは見て育ち「手を合わせる」という習慣がついたものでした。しかし現代では仏壇のある家が激減し、お墓参りも行かないという家も少なくありません。つまり「手を合わせる」という機会が非常に少なくなっているのです。「手を合わせる」ことが増え、祈りや感謝が習慣化されたら、陰湿ないじめや小動物・弱い者に対する虐待が減らせるかもしれないと心から思えます。

大切な「命」を頂くので「いただきます」

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