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心の教育は手を合わせる習慣から 鈴木日宣 (4/5ページ)

2015.11.10 16:00

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年10月29日、千葉県内(野村成次撮影)

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年10月29日、千葉県内(野村成次撮影)【拡大】

 ≪「礼」を身に付け、人としての成長を≫

 私たち僧侶は仏前のほかにも人に対して合掌をもって礼拝を致します。それは法華経の中にある不軽菩薩(ふきょうぼさつ)という方の精神にならっています。どのような人に対しても「私はあなたの心の奥に眠っている仏性(仏様と同じ命)に対して心から礼拝し深く敬います」と、多くの迫害に遭っても礼拝行を続けられた方です。末法の衆生は貪(むさぼ)り・怒り・愚かの三毒によって生命が汚れていますが、その奥底には必ず仏様と同じ命があります。私たち僧侶は「相手にも仏性あり」と、敬いの心で合掌礼拝をするのです。「仁義礼智信(五常)の中の礼とは父母を敬い仏神を尊び、全ての人に対して礼儀正しく接すること」と教わりました。皆さんが仏壇や食事の前後に手を合わせるのはこの「礼」にあたります。身近なことや身近な人に感謝できるようになれば、次第に社会や国、そして自然界に対しても感謝できる人間へと必ず成長していきます。

「礼」の精神が育まれれば

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