閉鎖されたエッフェル塔をパトロールする軍の兵士=2015年11月15日、フランス・首都パリ(AP)【拡大】
最初の雨粒にすぎない
トルコ、ロシア、レバノンのヒズボラ、フランス。共通するのはシリア内戦に介入し、イスラム国を攻撃している点だ。04年の大規模テロの影響でスペインはイラクから撤兵した。ヨルダンの政治アナリスト、マルワン・シェハーデ氏は「介入を止めるよう各国世論に圧力をかける狙いだ」と分析する。
イスラム国は最近、各国の空爆を受け劣勢で、10月にはイラク最大の製油施設がある北部バイジを奪還され、今月13日には北部の要衝シンジャールも奪われた。
今回のテロは、本拠地での苦境と国際ネットワーク拡大が重なって生まれた可能性がある。
米外交政策研究所のクリント・ワッツ上席研究員はフランスメディアに「イスラム国は、イラクやシリアでの従来型の攻撃から、ネットワークを利用したテロにシフトする可能性がある」と予測する。
「この戦いは最初の小さな雨粒にすぎない」。14日の犯行声明には、新たなテロを予告する言葉があった。(共同/SANKEI EXPRESS)