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圧倒的スケールと際立つディテール 村上隆「五百羅漢図展」 (2/5ページ)

2015.11.16 10:30

村上隆「五百羅漢図」の白虎=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)

村上隆「五百羅漢図」の白虎=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • 村上隆「五百羅漢図」の青龍=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 彫刻「欲望の炎」(村上隆)などの展示風景=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 村上隆「五百羅漢図」の玄武=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)
  • カメラマンたちの前でポーズをとる村上隆=2015年10月30日、東京都港区(原圭介撮影)

 200人、24時間体制

 五百羅漢図の制作にあたっては、全国の画学生に参加を募り、資料集めや制作を手伝わせた。延べ200人以上の学生を参加させ、24時間体制で制作を続けられる交代シフトを構築することで、わずか1年弱で仕上げたという。会場にはシフト表、村上の指示書など制作の過程を伝える資料のほか、作品の細部に何が描き込まれたのかを示す解説書も展示されている。

 「画家の力量をどこで測るかというと、やっぱり、大きな画面をどれだけ支配可能かという部分」と語っている言葉通り、村上は会社を起こし、ここ約20年、集団による制作態勢で、「大作」を次々完成させている。今回の自作約40点のうち30点以上が新作だが、その多くが2メートル、3メートルを超える絵画や彫刻だ。

 その圧倒的なスケール感と、多くの手が入っていることによるディテールの質の良さは、「商品」としての作品の価値をゆるぎないものにしているように見える。しかし、出品された作品から伝わってくるものが、あまり豊かでないように感じられるのはなぜだろう。

大震災きっかけに

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