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文字と想像力のタッグは、実に強力 乾ルカ (2/5ページ)

2015.12.3 14:30

時計台と鮭があしらわれた札幌ご当地デザインのマンホール。ついに20センチほど積雪したので、見えなくなってしまいました=2015年9月16日、北海道札幌市(乾ルカさん撮影)

時計台と鮭があしらわれた札幌ご当地デザインのマンホール。ついに20センチほど積雪したので、見えなくなってしまいました=2015年9月16日、北海道札幌市(乾ルカさん撮影)【拡大】

  • スリッパを見ると攻撃せずにはいられない乾家の愛犬・まるが札幌の四季をお伝えします=2015年11月23日、北海道札幌市(乾ルカさん撮影)
  • 「旅行者の朝食」(米原万里著/文春文庫、500円+税、提供写真)
  • 作家の乾ルカさん。父親を見送って、作家としても心境の変化が生まれた。「今まで死者の思いを書いてきましたが、残された人間の『悔い』を書きたいですね」=2015年6月9日(塩塚夢撮影)

 好奇心かきたてる蜜飴

 私は本書の中に出てくる『トルコ蜜飴』と『ハルヴァ』というお菓子が、とても印象深く、なんとか一度食べてみたいといまだに機会をうかがっています。

 まず『トルコ蜜飴』は、なんといっても蜜と飴という、美味しいものと美味しいものを足した字面がいけません。絶対おいしいに決まっているじゃないですか。そしてトルコ。トルコと聞いてぱっとイメージできるものは、私の小さな脳みその中にそうはなく、今、国境付近が大変そうだなとか、飛んでイスタンブールとか、一昔前、サッカーの日韓ワールドカップの際に、イルハン王子とか呼ばれた選手がトルコ代表にいたな、くらいのものなのですが、そのよくわからない感じも、このお菓子はどういうものなのか、という好奇心をかきたてます。想像してみてください、『日本蜜飴』だったらきっとこうはいかないです。なんとなく様子がわかってしまう気がしませんか。あんみつの上にとろりと垂らす黒蜜っぽくないですか。黒蜜も好きですけれど、ちょっとドキドキに欠ける。なのに、日本をトルコにしただけで、空想の翼がはばたき放題です。

 ちなみに、この『トルコ蜜飴』は著者が子供時代に過ごしたプラハの駄菓子屋で売られており、学友たちの間でも人気ナンバーワンのお菓子だったとのこと。どんなものか、というのは、こうあります。

画像で見るより美味しそう

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